阿部知事 飯田線の活性化策に「観光利用」を
移動知事室3日目 飯田線を使って登庁
しあわせ信州移動知事室で上伊那に滞在中の阿部守一長野県知事。 3日目の15日は、飯田線を使って伊那合同庁舎へ登庁し、「飯田線の活性化策として観光での利用を県としても考えていきたい」と話しました。 14日に飯島町内で宿泊した阿部知事は、飯島駅・午前7時40分発の電車に乗り、午前8時19分に伊那市駅に到着しました。 高校生や地元住民の足として使われている飯田線での、駅の無人化や利用者の現状を知るための視察です。 車内では、伊那市の職員とアイディアを出しながら飯田線の活性化について話をしてきたという事です。 阿部知事は「周辺の風景の写真などを車内に掲示するとか、その土地のアナウンスをしてもらうなど、色々なアイディアがある。地域の生活の足としても使いやすいような工夫もできるのではないか」と話しました。 また「地域の皆さんも色々なイベントを行っている。県としても政策研究のひとつとして取り組んでいるので、アイディアを着実に具体化していけば多くの人に利用される飯田線になっていくのではないか」と話していました。
午後は、上伊那で土木技術関係の仕事に携わる女性の県職員や、建設業界で働く女性との懇談を行いました。 懇談は、冒頭のみ公開で行われ、女性が働きやすい職場環境などについて意見交換を行ったという事です。 阿部知事は、16日午前、県民との意見交換を行う「県政タウンミーティング」に出席します。 午後は、薪ストーブの販売などを行っている伊那市高遠町の(株)ディーエルディーや、上伊那森林組合の木質バイオマス工場の視察を行い、長谷で農家民泊を行う予定です。 なお伊那ケーブルテレビでは、16日に伊那合同庁舎で開かれる阿部知事の定例記者会見の模様を、午後2時から生中継します。