上伊那の地域づくりを考えるフォーラム 阿部知事が参加
しあわせ信州移動知事室最終日
しあわせ信州移動知事室最終日の17日、阿部守一長野県知事は地域の魅力について考える「上伊那地域づくりフォーラム」に参加し、民間団体と意見交換しました。 フォーラムには、市町村職員や観光関係団体などおよそ170人が参加しました。 地域づくり活動への理解と団体同士の交流を深めようと行われたものです。 「地域づくりに取り組む上で大切なこと」と題し行われたパネルディスカッションでは、商店街や地域の活性化に取り組む人など4人がパネリストを務め、コメンテーターとして出席した阿部知事と意見を交わしました。 このうち、伊那まちの再生やるじゃん会の平賀裕子(ゆうこ)さんは、県産財の魅力を発信し商店街の活性化を図る「木のショールームプロジェクト」について話しました。 他に、去年5月に東京都から箕輪町に移り住み地域おこし協力隊として活動している橋本浩基さんは、自身が取り組んでいる農業支援について話しました。 阿部知事は、「それぞれの団体ごと横の繋がりを大切にしてほしい」とまとめました。
児童養護施設たかずやの里を知事が訪問
また阿部知事は、上伊那唯一の児童養護施設たかずやの里を訪問しました。 たかずやの里は、旧施設が土砂災害警戒区域にあったことや老朽化していたことから、去年3月に移転改築されました。 施設には現在37人が入所しています。 阿部知事は、子どもたちの新しい施設での生活ぶりや精神面について、スタッフらと話していました。 移動知事室は、阿部知事が去年9月に2期目をスタートさせた際、早急に取り組むべき課題としてあげた7つの事業のうちの1つです。 阿部知事は「得るものが多い有意義な5日間だった。今後の県政に活かしていきたい」と話し、足早に県庁へと戻っていきました。