伊那北高校理数科 研究発表
伊那北高校理数科の生徒による課題研究発表会が31日、伊那北高校の同窓会館で開かれました。 発表会では理数科の2年生39人が9つのグループに別れ発表しました。 あるグループは、「放射線の工業製品への影響」について発表しました。 生徒らが放射線がタイヤの滑り止めや電線の耐熱性の向上に使われていることを知り、放射線を身近に感じたことから、基礎を学ぼうと行いました。 実験ではガラス瓶に放射線を照射し、色の変化を観察したり、輪ゴムに照射し、伸び縮みする力への影響を調べました。 生徒たちは「さまざまな製品に放射線が利用され、日常生活に役立っていることが分かったが、日本人には放射線照射の技術が利用されているから害があるという固定概念が根付いている。しかしそれは間違いで、放射線についての正しい知識を身に着けることが大切だと実感した」と話していました。 ある教諭は、「研究を通して、理論的に考える力を身に着けていってほしい」と話していました。