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2011/(水)

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飯島食堂 105年の歴史に幕

飯島食堂 105年の歴史に幕

 明治42年創業の伊那市坂下の老舗中華料理店飯島食堂が、31日、最後の営業日を迎え、惜しまれながらも105年の歴史に幕を閉じました。  31日は、名物のソースかつ丼を食べ納めしようと開店前からおよそ20人が並んでいました。  飯島食堂は、現在のJR飯田線伊那市駅が開業する3年前の明治42年に創業。  今年で105年の歴史を数えます。  3代目の飯島敏道さん71歳。  飯島さんは、飲食業界を取り巻く景気の悪化や、自身の年齢から「元気なうちにやめたい」と考えるようになり、去年11月に店をたたむことを決意しました。  その後、テレビや新聞に取り上げられると、多い時には1日で200食のかつ丼を提供するなど、店先には連日長い列ができるようになりました。  31日も、十数年来の常連客や噂を聞いた県外からのファンが訪れ、名残を惜しんでいました。  かつ丼以外にもチャーハンや小籠包などを注文する人もいました。 昼の営業は午後3時に終了し、およそ250人が訪れました。  子どもからお年寄りまで、1世紀以上地域に愛された老舗中華料理店飯島食堂が105年の歴史に幕を下ろしました。

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