ふるさと森林づくりで2団体が受賞
伊那市長谷の溝口里山創り隊と、伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会は、森林づくりに貢献した個人や団体に贈られる、長野県のふるさと森林づくり賞を受賞しました。 2日は、溝口里山創り隊の芳賀二三雄代表と、伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会の酒井久委員長らが、市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に受賞を報告しました。 平成26年度、ふるさと森林づくり賞では、4部門で合計22の個人や団体が表彰されました。 このうち、溝口里山創り隊は、森林づくり推進の部で長野県緑の基金理事長賞を受賞しました。 溝口里山創り隊は、平成22年度に発足し、溝口地区の荒廃した森林の整備や、地域の里山を後世に引き継ごうと、地域住民で森林づくり教室などを開いていて、その取り組みが評価されました。
諏訪形区を災害から守る委員会は、森林づくり推進の部で長野県林業普及協会長賞を受賞しました。 諏訪形区を災害から守る委員会は、平成18年の豪雨災害による被災を期に、災害に強い里山づくりを目指そうと、毎年保育ブロックによる広葉樹などの植樹や倒木の除去、巡視路の整備など住民の手で行っていて、その取り組みが評価されました。 白鳥市長は「地域の人たちの活動により、里山が整備されてきた。この活動が産業に結びつけば」と期待していました。