春を告げる酒 立春朝搾り
4日は立春。暦の上では春となりました。 伊那市の造り酒屋 宮島酒店では、春を迎える酒「立春朝搾り」の出荷作業が早朝から行われました。 この酒は、立春の朝に搾った生原酒をその日のうちに、消費者に届けようと始められ今年で15年目になります。 宮島酒店では、日付が変わった4日の未明から酒を搾り瓶詰作業が行われました。 午前4時過ぎからは、信濃錦を取り扱っている東京や中南信の酒販店関係者が、酒が入った瓶に、平成27年乙未(きのとひつじ)二月四日と印刷されたラベルを貼っていました。
宮島酒店では、上伊那で栽培した酒米・美山錦を使い、正月明けから仕込みを始め、1か月ほど発酵させました。 今年は、県内に720ミリリトル入りで3千本、東京方面に千本出荷したという事です。 午前8時からは朝搾った酒のお祓いが行われました 立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する全国37のそれぞれの蔵元で24万本が出荷され、900の酒販店で販売されます。 この立春朝搾りは予約制ですが若干在庫があり、伊那市の酒文化いたやで販売されています。 価格は、720ミリリットル入りが1620円となっています。