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箕輪町指定避難所の申し合わせ調印

箕輪町指定避難所の申し合わせ調印

 災害時に、地区ごとに開設される指定避難所に避難できない区民が避難隣接区に避難できるように、箕輪町と、関係区が5日、申し合わせ書に調印しました。  5日は、箕輪町役場で、白鳥 政徳町長と、関係する三日町区と富田区、そこに隣接する松島区、木下区、中曽根区の区長が出席し、申し合わせ書に調印しました。  三日町区は、区内が天竜川により分断されていて、橋が損壊するなどの災害が発生した場合、竜西の住民は、竜東にある指定避難所に避難することは困難です。  三日町の住民は、申し合わせにより、松島区と、木下区が受け入れを行います。  また、富田区の指定避難所となっている富田公民館は、土砂災害警戒区域となっています。  申し合わせにより、富田の住民は中曽根区が受け入れます。  箕輪町は去年10月に指定避難所24か所を設置していて、三日町と富田の住民からは、避難場所について、心配する声が上がっていました。  災害発生時は、近くにあるどの避難所に住民や旅行者などだれが避難してもよいということが基本ですが、申し合わせとして形に残してほしいとの声を受けて、今回、申し合わせ書の調印が行われました。  白鳥町長は、「区を越えての申し合わせは、お互いさまの精神を反映したもの。地域防災を皆さんで考えていただきありがたい」とあいさつしました。  なお、長野県によると、こうした申し合わせは県内でも例がないということです。

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