りんごの長期保存で消費拡大
3月から本格出荷へ
JA上伊那では果物の品質保持剤「スマートフレッシュ」で保存しているりんごを3月から本格的に出荷します。 これまで10月で出荷が終了する品種をこの時期に出すことで消費拡大につなげる計画です。 箕輪町のJA箕輪選果場。 ここには果物の品質保持剤、スマートフレッシュで処理したりんご600コンテナ分が保存されています。 品種は程よい甘味が人気のシナノスイートです。 通常は10月で出荷が終わりますがスマートフレッシュで処理したことにより品質を落とさずに5か月ほど保存することができるようになりました。 JA上伊那では去年スマートフレッシュによる長期保存の実験を行い3月頃までは品質を維持できるとの結果が出たということです。 9日はJA上伊那本所に、りんご農家およそ50人が集まりスマートフレッシュで処理したりんごの味を確認していました。 試食した農家は「10月に入るといろんな品種が出てきて値崩れするが長期的に販売することで収入アップにつながるのではないか。」と期待していました。