中村不折と正岡子規の関係を学ぶ講演会
中村不折 生誕150年記念プレイベント
伊那にゆかりのある洋画家の中村不折と俳人正岡子規についての講演会が、14日、伊那文化会館で開かれました。 講演会は、中村不折の生誕150年記念プレイベントとして開かれたもので、会場にはおよそ200人が訪れました。 神奈川大学名誉教授で近世・近代俳論史を専門とする復本一郎さんが「不折と子規」と題し話しをしました。 復本さんによると、不折は幕末の慶応二年1870年に東京で生まれた不折は、両親の故郷伊那市高遠町に帰り、十八歳の頃小学校の美術教師に。明治20年21歳で不折は上京し、その後1つ年下の子規と出会ったということです。 復本さんは、「子規が俳句を作るときに大切にしていた考え方写生論に不折が大きな影響を与えた」などと2人の関係について話しました。 伊那文化会館では、21日土曜日から不折にちなんだ小学生の書道展を企画していて、伊那市が生んだ芸術家として関心をもってもらいたい」話していました。