地域医療・在宅医療について考えるシンポジウム
地域医療の提供体制と在宅医療について考えるシンポジウムが11日、伊那市のいなっせで開かれました。 会場には、医療や福祉関係者などおよそ150人が訪れました。 県健康福祉部衛生技監の山本秀紀さんが「地域医療提供体制と在宅医療」のテーマで講演しました。 山本さんは「病院と福祉施設の連携を強化して、自宅や施設での療養に安心して移行できる包括型の地域づくりが必要だ」と話しました。 また講演会の後のシンポジウムで、伊那中央病院の川合博院長は、病院で取り組んでいる「地域完結型医療」について説明しました。 川合院長は「在宅医療に向けて、かかりつけ医や在宅支援をしている病院との連携を深め、今後変化していく医療制度や住民の医療ニーズに対応していく必要がある」と話しました。 シンポジウムでは他に、医療や福祉関係者ら4人が医療体制の現状や今後の取り組みなどについて発表しました。