震災被災地 釜石大槌支援コンサート
伊那市長谷在住の北原有さん・美香さんの夫婦デュオ「あるみかん」による、釜石大槌支援チャリティーコンサートが22日、伊那市のいなっせで開かれました。 コンサートは、震災直後から岩手県釜石市や大槌町の支援活動をしている上伊那の住民有志グループが、震災から4年が過ぎようとしている今、改めて被災地の現状を知ってもらい、今後の支援につなげようと開いたものです。 夫で笛担当の北原さんもメンバーの一人で、物資の運搬の他、仮設住宅などでミニコンサートを開くなどしてきました。 北原さんはコンサートで北原さんの笛に合わせて歌った被災者から「歌を歌っている時には辛い事を忘れられる。」と言われたエピソードを紹介し、「自分に出来る支援の手を伸ばしつづける事が大切」と話していました。 会場では震災当時の様子や仮設住宅での支援活動の写真の展示や、被災地の物産品の販売も行われました。 コンサートを企画したグループによりますと、大槌町では町民の3割にあたるおよそ3700人が、現在も仮設住宅で生活しているという事です。