伊駒アルプスロードルート案決まる
国道153号バイパス伊駒アルプスロードの検討委員会が3日開かれ、伊那市西春近から駒ヶ根市北の原までの区間は天竜川沿いを通るBルート案にすることが承認されました。 3日は、宮田村の宮田村民会館で検討委員会が開かれました。 伊駒アルプスロードは駒ヶ根市の北の原を起点とし伊那市青島を終点としています。 伊那市青島から西春近下牧付近までは、東春近の大沢川に沿って天竜川左岸を通り下殿島付近から西春近下牧付近へ橋を通すルート案に絞り込まれていました。 下牧付近から駒ヶ根市の北の原までのルートは宮田村の商店街を通るAルートと天竜川沿いを通るBルートが提案されていて、住民説明会や環境調査などを実施し検討してきました。 環境調査の結果、BルートはAルートに比べ大気質に与える影響や、騒音などが小さいとしています。 また、自然災害や事故などによる障害が起きた際、交通ネットワーク機能や緊急輸送機能の代替性が確保できるとしています。 建設費については、Aルートが350億円から390億円に対しBルートは300億円から340億円と試算されていて、事業期間も短く優れているとしています。 こうしたことを踏まえ、天竜川近くを通るBルート案が適しているとし委員会で承認されました。 伊那建設事務所では3月11日から住民説明会を開き今年度中にルートを決定したい考えです。 伊駒アルプスロードは、混雑の解消や円滑で安全な交通の確保、災害に強い道路網の構築などを図ろうと建設されます。