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東日本大震災から4年 3.11の今① 4年目の苦悩と挑戦

福島の果樹農家 佐藤浩信さん

東日本大震災から4年 3.11の今① 4年目の苦悩と挑戦

「ブレちゃうのよね。ここにいたら福島の話題ゼロ。忘れていってしまう。でも忘れてはいけない。」  東日本大震災による福島から自主避難した果樹農家佐藤浩信さん。この時期は、リンゴの剪定作業に励んでいます。  佐藤さんは特色ある果樹栽培とビジネス戦略で福島を代表する農家として知られていました。佐藤さんが作る商品は、高級果物ギフトを扱う百貨店や老舗の果物店などで販売されてきました。  しかし、東日本大震災が発生。 福島第一原発事故により自主避難した佐藤さんは、被災直後の4月に西箕輪に再起をかけ移り住んできました。    佐藤さんは、移住してすぐに、桃とさくらんぼを西箕輪の畑に植えました。    去年の夏、4年目を迎え、4メートルほどに成長した桃が、初めての荷を迎えました。「まだ、納得の味じゃない…」  今回は、地元の直売所に出荷しました。    佐藤さんは、現状を打破する突破口を模索して、動き続けています。  月に2~3回は、福島に戻り、日曜日は、東京で商談会。2月は福島の農業者の代表として香港に。ニュージーランドの農業研修にも1週間、参加しました。  香港では、小売店でどのように日本の商品が扱われているか、その現状を確認しました。「福島がダメだってことはわかってはいたけど。福島の商品ぜんぜん売れない。どうしたらいいかわかんない。本当に全然わかんない」  福島の商品が売れない。この現実は佐藤さんに重くのしかかります。  佐藤さんの果物栽培。それは戦いだといいます。  福島県民が長野の地で、挑み続けて作り出す味を、ふるさと福島の再起のために役立てたい。 佐藤さんはその一貫した思いを、責務として自分に課して、戦い続けます。

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