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大芝 営農型太陽光発電計画「許可」

大芝 営農型太陽光発電計画「許可」

南箕輪村農業委員会は、大芝で計画されている営農型太陽光発電施設建設に伴う農地転用について「許可」しました。 施設が完成すれば、発電出力は1750キロワットで、営農型としては、県内最大規模となります。 4日は、村民センターで農業委員会の総会が開かれ、大芝で計画されているソーラーシェアリング営農型太陽光発電施設計画について審議が行われました。 計画は、およそ2万平方メートルの農地に、太陽光パネル5千枚を設置し、発電出力は1750キロワットです。農地の一部を転用し、太陽光パネルを載せる支柱を建て、パネルの下では、朝鮮人参を栽培するものです。 村農業委員会は、去年の4月からこれまでに3回、不許可としました。 地主は前回の申請より耕作面積を増やし、朝鮮人参の収穫量を上げる事で、農地として機能を維持するよう計画を変更しました。 委員からは、「朝鮮人参栽培はこの地域で例が少なく、収穫まで数年かかる、農業が適正に行われているか、検査する為にも必要に応じ書類を提出してほしい」などの意見が出されていました。 会長などを除く採決の結果「賛成12」「反対1」で一時転用転用について「許可」となりました。 地権者の一人、武村潔さんは「許可がおりうれしい。太陽光発電ばかり注目されるが、パネルの下の農業にしっかりと取り組んでいきたい」と話し、事業者のサンライズ社長の関野一義さんは「村のと協力し、朝鮮人参の特産化にも取り組んでいきたい」と話していました 許可の知らせを受けた唐木一直村長は「農水省が一定の基準を満たせば、すべての農地で営農型太陽光発電がおこなえる現行の制度については問題があるのでは」と疑問を呈していました。

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