上伊那和裁連盟 針供養
裁縫針への日頃の感謝を込め、伊那市の常円寺で8日、針供養が行われました。 針供養は上伊那和裁連盟などが昭和40年から毎年行っているものです。 この日はおよそ30人の会員が出席し、裁縫で折れたり曲がったりして使えなくなった200本ほどの針を、感謝の気持ちで供養しました。 本来は2月8日の事始めが針供養の日とされていますが、数年前から寒さの和らぐ3月に行われています。 供養では、針を柔らかいこんにゃくに刺して、手を合わせていました。 上伊那和裁連盟の 福澤幸子会長は「今日は、針に感謝し供養できた。これからも日本の和服や和装の伝承に努めていきたい」と話していました。 針は後日、常円寺の境内にある針塚に納められるということです。