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東日本大震災から4年 3.11の今⑧ 高校生が見つめる被災地

東日本大震災から4年 3.11の今⑧ 高校生が見つめる被災地

「実際東北に行ってみてみると、まだ全然復興してなかったりして、苦しく生活している人がいっぱいいて、自分たちが忘れていっちゃいけないなって思いました」  伊那市の伊那西高校。  伊那西高校は、学校創立30周年を記念して去年8月に被災地の視察研修を行い、有志26人が岩手県大槌町(おおつちちょう)などを訪れました。  大槌町は津波や火事による被害が大きく、震災で人口のおよそ1割にあたる1,284人が亡くなりました。  視察研修を中心となって進めてきた前生徒会長の林瑠衣さんです。 林さんは、「老人ホームがここにあったんだよっていう場所は、まったく何もない状態で、ただの土地だけになっていたのが一番印象に残っています」と話していました。    視察で訪れた「子ども夢ハウスおおつち」。  震災で家族を失った子供たちが集まる場所です。  伊那西高校では、子ども夢ハウスの運営を支援しようと、全校でチャリティー人形を制作しました。  7月の文化祭と2月の芸術フェスティバルで、募金を行い、チャリティー人形は300円以上募金した人に贈られました。 集まった金額は合わせて8万8,327円に上ります。  去年11月には報告会が開かれ、全校生徒に被災地の様子を伝えました。      伊那西高校の生徒が見つめた被災地。  思いは、次の学年へと引き継がれます。

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