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国際理解シンポジウム

国際理解シンポジウム

 海外協力隊の活動経験を小中学校の教育に生かそうと国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所と毎日新聞長野支局は3日「国際理解教育シンポジウム竏谷ICAと地域の連携」を同訓練所で開いた。約30人の聴衆が集まり、毎日新聞長野支局長城島徹さんをコーディネーターとした6人のパネリストによる意見発表に耳を傾けた。
 訓練所の協力で校内に「世界情報センター」を設けている赤穂南小学校教諭の西澤浩さんは「児童らは訓練所の候補生との交流を通じて海外の人々の生活に興味を持ち始めた」と紹介し「今後もぜひ交流活動を続けてほしい」と希望を述べた。
 海外協力隊員で理数科教師として南アフリカ共和国に派遣された経験を持つ五味房子さん(東御市立北御牧中学校教諭)は「南アフリカでは教師にさえ簡単な分数計算ができない人が多い。アパルトヘイトはなくなったことになっているが、黒人蔑視の意識はいまだに根強く、学校にも大きな較差がある」などと報告し、教育水準の引き上げが必要竏窒ニ訴えた。

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