和綴じ本制作 さくら祭で販売へ
伊那市社会福祉協議会の障害者社会就労センターの施設利用者は、高遠城址公園のさくら祭での販売に向けて、和綴じ本の制作に取り組んでいます。 13日は、伊那市に工場を持ち手作り製本など扱う(有)美篶堂の上島松男会長と上島明子社長が輪っこはうす・コスモスの家を訪れ、利用者と職員に作業指導を行いました。 これは、施設利用者の工賃アップを目的に取り組んでいる「さくらプロジェクト」の一環で行われています。 プロジェクトは2年目の取り組みで、社協が独自のブランドを作りたいという思いから美篶堂に声をかけ今回コラボ商品を販売することになりました。 この日は、和紙を本の裏表紙に縫い合わせる「和綴じ」という作業を行いました。 デザインは、施設利用者が染めたものと利用者が桜をイメージしてデザインした3種類です。 ある利用者は「自分のデザインが入っていて嬉しい。ゆるみがないようにきっちり作りたい」と話していました。 和綴じ本は300冊用意する予定で、高遠城址公園のさくら祭期間中に設置される「にこにこショップ」で、1冊500円から1,000円で販売する予定です。