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聴導犬協会が移転新築の施設概要について発表

聴導犬協会が移転新築の施設概要について発表

 宮田村に本部を置く日本聴導犬協会は7日、同村民会館横(町3区)への移転が内定したことを受けて、今後建設する施設の概要などを発表した。2007年秋の完成を予定。現在よりも多い年間5縲・0頭の聴導犬や介助犬を育成し、地域に開けた交流の場にしていく考えも示した。
 有馬もと会長は「村民の協力もあり、村が良い条件で土地を提供してくれた。地元へもっともっと還元したい」と説明。犬とのふれあいのなかで、教育や地域との交流にも取り組みたいと話した。
 計画によると、村土地開発公社から約700万円で100坪を購入。訓練施設やユーザーが滞在する宿泊施設などが入る3階建ての本部棟を8千万円ほどかけて建設する。同じく同公社から賃貸する400坪は屋外の練習施設に使う。
 総事業費は約1億円。財源は募金や寄付などで集めた自己資金約2100万円に加えて、助成金を見込んでいる。
 聴覚障害者は全国に35万人いるが、聴導犬は全国に10頭。1000頭いる盲導犬に比べると認知度が低く、普及は進んでいない。
 「聴導犬、介助犬をを取り巻く環境は施設的にも恵まれていない。私たちがモデルになって、全体の底上げが図ることができたら」と有馬会長は期待をこめた。
 同協会は引き続き幅広い支援を求め、募金を呼びかけている。詳しくは同協会85・4615。

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