山寺に伝わる やきもち踊り奉納
長野県無形民俗文化財に指定されている、伊那市山寺のやきもち踊りが11日、白山社八幡社合殿で奉納されました。 やきもち踊りは、春の例祭で毎年奉納されています。 保存会の会員35人ほどが羽織袴姿で飛び跳ねるユニークな踊りを披露しました。 踊りは、前踊り、中踊り、後踊りの3回行われます。 踊りの合間には酒盛りが行われ、アユの塩焼きを肴に、キセルをふかしてどぶろくを酌み交わします。 酔いが回り、足元がおぼつかなくなった踊り手が、観客から冷やかされる場面もありました。 後踊りが終わると、踊り手が一斉に鳥居の外へ逃げ出します。 一番最後の人に厄がつくと言い伝えられていて、我先にと鳥居の外を目指していました。