当選から一夜明けて
県議選郡区の2氏に聞く
任期満了にともない、投票が行われた県議会議員選挙の上伊那郡区は現職の垣内基良さんと小林伸陽さんが当選を果たしました。 一夜明けた13日、2人に今の心境や今後の抱負などについて聞きました。
垣内氏「それぞれの思いがある良い選挙」
自民党現職の垣内さんは現在65歳。4期目の当選を果たしました。 13日朝、垣内さんは記者に囲まれ、新聞に目を通していました。 4選を果たした垣内さんは、辰野町の選挙事務所で記者会見に臨み、一夜明けた心境について話をしました。 選挙戦を振り返って垣内さんは「自民・民主・共産・無所属と全部出揃った選挙だった。それぞれの思いがあり、だから激戦になる。良い選挙だった。」と振り返りました。 地方創生の取り組みについては「各町村の施策を考え出すことが試されている。自分にもある思いを町村長と相談しながら形づくりの手伝いができれば」と話しました。 阿部県政について「県知事は直接住民から選ばれたわけですから、議会はそれに対して是々非々の正しい判断をする」としています。 議会改革について「議員一人ひとりの資質の向上が必要。定数を減らすとか、選挙区を動かすとか、給料を減らすとかはパフォーマンスでしかない。」 と話していました。
小林氏「選択肢があることは有権者に良い」
現職で共産党の小林さんは現在71歳。5期目の当選を果たしました。 小林さんは箕輪町の選挙事務所で記者会見に臨み今後の抱負などについて話をしました。 小林さんは選挙戦を「選択肢がいくつもあるということは有権者にとって非常にいいことだと思う。激戦といわれることも非常に大事な要素だと思っています。」と振り返りました。 地方創生の取り組みについては「地方の基幹産業の中で農業は非常に大きい比重を占めている農業が衰退しているので、この農業を活性化させない限り地方の衰退は止まらないと思う」と話しました。 阿部県政については「本来阿部さんは田中知事時代の副知事で脱ダム宣言だとか事業見直しだとか自民党と真っ向から戦った人だった。残念ながら今は県政の改革という点では従来の路線に戻ってしまった」と話します。 議会改革については「課題を各党派で議論をする場をつくりそれを住民に知らせていけるような仕組みができればと思う」と話していました。 県議選当選者は今月中に会派の所属届けを提出し議員活動にはいります。