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シベリア抑留慰体験者 長田さんにきく

シベリア抑留慰体験者 長田さんにきく

4月18日に伊那市の春日公園で16回目のシベリア抑留慰霊祭が開かれます。実行委員長で抑留体験のある長田伊三男さんに話を聞きました。 伊那市荒井の長田伊三男さん91歳。 昭和19年に旧日本軍に入隊し任務で中国大陸へ渡り終戦を迎えました。終戦後は、旧ソ連軍に収容されシベリアで石炭の採掘や鉄道の建設などの重労働を強いられました。 シベリアに抑留された日本人は60万人と言われ、そのうち6万人が命を落としたとされています。 抑留体験者や遺族などでつくる実行委員会は、毎年4月に慰霊祭を行っています。しかし、高齢化により年々参加者は減少し、ここ2年間は役員だけで慰霊祭を行ってきました。 長田さんは戦争やシベリア抑留の記憶が風化していく中、体験者だからこそ、伝えていく事が大切と感じています。 実行委員会では今年、3年ぶりに役員の他に、遺族や来賓を招き、シベリアで亡くなった人たちの冥福を祈ります。 慰霊祭は、18日の正午から、春日公園で行われる予定です。

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