起業チャンピオン賞を表彰
伊那商工会議所・伊那市主催のビジネスプラン創造塾を受講し、近く創業する女性2人に8日、起業チャンピオン賞を贈った。
受賞したのは、アジア生活雑貨販売と喫茶ビジネスの宮島洋子さん(33)=荒井区、アマランサス栽培と福祉雇用事業の山岸深雪さん(42)=若宮区=。
宮島さんは、ベトナムに滞在していた経験を生かし、布や陶器、衣類などの雑貨販売に加え、軽食を楽しめる店を通り町に構える。オープンは来年1月上旬予定。
山岸さんは「アマランサスを伊那の特産品にしたい」と来年から借り受けた畑25アールで栽培する。知的障害者らの働く場を確保。商品化には高遠町の栽培者らと連携していく。
表彰式で、伊藤正専務代行は「商売を始める熱い思いが伝わってきた。不安も多いと思うが、今後もフォローアップしたい」と地域の活性化につながるよう2人の活躍を祈り、新しい事業の芽が出ることに期待した。
受賞者も「自分のため、まちのために頑張りたい」とそれぞれ決意を語った。
創造塾は、新規創業を目指す人や新たな事業展開などを考える中小企業者を対象に開催。経営コンサルタントなど専門スタッフから伊那市のマーケット分析、資金計画、事業計画書の作成などを学んだ。25人が受講し、12人がプレゼンテーション。その中から、実現性が高いビジネスプランに「起業チャンピオン賞」を贈った。