選挙権引下げ議論を受け 伊那西生徒が模擬選挙
選挙権を18歳に引き下げる国会での議論を受け、伊那市の伊那西高校の2年生は22日、模擬選挙を通して選挙制度について理解を深めました。 伊那西高校の講堂には、伊那市選挙管理委員会の協力を得て臨時の投票所が設置されました。 生徒達は、未来の長野県知事を選ぶとした模擬選挙で3人の候補者の中から選び投票を行いました。 生徒達は、受付で入場券を渡し投票用紙と交換したり、最初に投票箱に何も入っていないか確認するなど、実際の選挙の手順に沿って投票していました。 国会では選挙権を18歳に引き下げる法案が提出され、議論されています。 成立すれば、来年夏に予定されている参議院議員選挙から適用される見通しです。 伊那西高校ではこれを受け、来年18才となる高校2年生を対象に授業の一環で模擬選挙を行いました。 伊那市選挙管理委員会の黒田強委員長は、「投票は義務ではなく権利。良い社会を作る為にも政治に興味を持ち、棄権することなく投票に行ってほしい」と話していました。 選挙権引き下げの法案が成立すれば、昭和20年以来70年ぶりの選挙制度改正となります。