高遠城址公園入園者16万人にとどまる
天候不順や旅客バスの規制要因か
天下第一の桜の名所としてしられる高遠城址公園。 今年は、雨が続くなど気象条件が悪く、旅客バス500キロ規制問題などもあり、16万人ほどの入園者数にとどまったことがわかりました。 23日の高遠城址公園です。21日に桜は散り終わりとなり、祭り期間は終了となりました。園内に設置されていた露店も、撤収の作業を進めていました。 伊那市によりますと、最終的な集計結果はまだ出ていませんが、今年はおよそ16万人が、有料で入園しました。 開花から散り終わりまでの有料入園期間は、6日から21日までの16日間で、うち晴れたのは4日間でした。 去年の有料入園者数は、23万人ほどでした。有料期間は、9日から25日までの17日間で、うち晴れたのは12日間でした。 ここ数年間では、平成23年の東日本大震災の年は、15万3000人ほどに落ち込みましたが、今年はそれに次ぐ、低い数字にとどまりました。 今年は、長距離の旅客バスの運転手一人当たりの運転の上限を昼間は500キロまでとする規制がかかり、その影響も大きかったとみています。 伊那市では、今回の入園者数の減少について、原因を分析し、来年以降につなげていきたいとしています。