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JICA協力隊員が語るネパール地震

現地の様子と支援のあり方

JICA協力隊員が語るネパール地震
JICA協力隊員が語るネパール地震

独立行政法人国際協力機構ジャイカからネパールへ派遣され地震に遭遇した協力隊員が10日、現地での様子や支援のあり方などについて講演しました。 10日は駒ヶ根市の青年海外協力隊訓練所で、地震に遭遇した隊員が話をしました。 これは訓練中の協力隊候補生が今後の活動に役立てようと企画したもので会場にはおよそ80人が集まりました。 話をしたのは3月にネパールへ派遣された女性隊員3人で4月25日の地震の際、震源からおよそ140キロ離れた首都カトマンズに滞在していました。 立ってはいられないほどの揺れだったということですが隊員は全員無事でした。 しかし情報が乏しいうえに食料や飲み物の備蓄がなかったことから後の対応にとまどったといいます。 ある隊員は「食料や飲料水の備蓄がなかったので買い出しに行ったが、どの程度買っていいのか、どれくらい買うと買い占めになるのか分からなかった。栄養士の隊員がいたので3日分の栄養素を計算し人数分購入するという対応をした。」と話していました。 隊員らは地震の後、地元ボランティアの清掃活動に協力したり日本への情報発信などを行い5月2日に帰国しました。 講演では今後のネパールへの支援のあり方についても話がありました。 支援のうち義援金については「政府にいってしまうとどこにどれくらい行き渡ったか分からない。現地で動いているNGOとか団体は何を買うために寄付を募っているとかどこの村を支援するためお金が必要など情報を発信しているのでそういうところに寄付することがすぐできること。」と話していました。 隊員らは6月に再びネパールへ入る予定で被災地の復興支援などにあたることにしています。

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