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体重150キロのツキノワグマ仕留める

伊那市の猟友会員「やった」

 伊那市中央区の小阪洋治さん(63)と城倉紀男さん(65)=いずれも自営業、伊那猟友会員=は9日、長谷村の山林で体長1・8メートル、体重150キロもあるツキノワグマのオス1頭を仕留めた。「『やった』のひと言だね」と大喜びだ。
 クマは肉を冷やしたあと、10日に皮をはぐ。脂の乗り具合がよく、猟師仲間で「クマ汁」にして味わうという。胃は干して加工し、薬として使う。
 2人は狩猟解禁の11月15日から毎日、山へ出かけている。8日にクマの足跡を見つけ、気をつけていた。9日、鹿を追っていたところ、100メートル先の尾根でクマを目撃。小阪さんがライフル銃1発で倒し、とどめを打った。そのあと、林道までの500メートルを引きずり、やっとのことで自動車に乗せた。
 通常、捕まえるクマの体重は50縲・0キロ。「40年間、猟をやっているが、これだけ大きいものはそうはない。山の主だ」と口をそろえた。

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