戦没者遺族から聞き取り調査
「日影区の歴史を語る会」が取り組み
伊那市日影区の歴史や文化、産業などについて調べている「日影区の歴史を語る会」は区内に住んでいた戦没者の戦地での状況などについて遺族から聞き取り調査を始めました。 「日影区の歴史を語る会」では戦後70年の節目の今年、区内に住んでいた戦没者の戦地での状況についてまとめることにしました。 日影区には太平洋戦争による戦没者が27人ほどいるということで会員が手分けして遺族からの聞き取り調査を始めました。 15日、語る会代表の池上正直さんは抑留されていたシベリアの病院で父親を亡くした保科正子さんを訪ねました。 昭和18年、満州で生まれた正子さんは3人兄弟の次女で現在72歳。 3歳の時に父保さんを亡くした正子さんは、母親から聞いた満州からの引き上げの様子など戦中戦後の話を伝えていました。 語る会では遺族からの聞き取り調査により戦没者を追悼するとともに戦争の記憶を伝えていくことにしています。 また8月には今回の調査内容をまとめた報告会も開くことにしています。