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箕輪町前教育長大槻武治さん
小説「小さな独裁者」出版

 箕輪町の前教育長、大槻武治さん=松島=が、高校を舞台に、独裁者誕生のシステムを根底に描いた小説「小さな独裁者」を出版した。今、世の中でいわれる「改革」の中身と仕方をもう一度考える必要性を問い掛ける。
 物語は、高校の生徒会が中心となり「学校改革」を目指すが、連続殺人事件という不幸な結果につながった一連の事件のいきさつを、加害者となった高校生の担任教諭の友人が、聞き取り調査を基にまとめたという設定。プロローグには、「『改革』を口実にして台頭しつつある新しい形の独裁体制に警告を発するつもりであった。…独裁もまた忘れた頃に足音を立てずに忍び寄ってくるものである」とある。
 文中には、「世の中は刻一刻と変化している。流れをとどめることはできないが、人の力でその流れを早めることもできない」という意味の、儒学者・佐藤一斎の言葉を引用。「このことは大事。無理な力を加えて一挙に変えようとすると独裁になる」と大槻さんは言う。
 「国政レベルでも行き詰まっている、そういう時代は『改革』という言葉がクローズアップされる。しかし、ヒトラーが登場したときも、経済的閉塞感の中から『改革』を掲げた。『改革』の中身、仕方に問題がある。それを考える必要性、本当の中身から変わっていかないといけないというメッセージを込めた」と話している。
 316ページ。1300円+税。東京図書出版会発行、リフレ出版発売。全国の書店で販売している。

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