伊那版野菜栽培マニュアル制作へ
IPM実証農場「あじ~な農園」
JA上伊那などは、総合的病害虫・雑草管理を取り入れた野菜栽培の実験を、南箕輪村の「あじーな農園」で行っています。 27日は、農場の担当者やJAの職員、東京の農薬メーカーの社員がハウスで育てているトマトやパプリカの生育状況を確認していました。 総合的病害虫・雑草管理(IPM)は農薬だけに頼らない栽培管理を取り入れ、環境負荷軽減や農産物の安定生産を目指すものです。 害虫が入らないよう、出入口や通気口には防虫ネットが取り付けられ、肥料や水は、土の中に埋められたホースから供給され、余分な肥料を土に残さない仕組みとなっています。 ハウスの中には、接着シートがつるされていて、害虫の発生状況を確認すると共に必要に応じて、天敵となる虫や微生物農薬を使用する事にしています。 JA上伊那では今年度IPMの効果を検証し、上伊那にあった野菜栽培マニュアルを作り、地域に提案していきたいとしています。