入笠山で山開き
360度の大パノラマ
伊那市と富士見町にまたがる標高1,955メートルの入笠山が30日、山開きとなり、子どもからお年寄りまで多くの登山客で賑わいました。 南アルプスの最北部にある入笠山は、山頂近くまでゴンドラリフトや車道が通じているため、比較的登りやすい山とされています。 30日は、県内外から多くの人が訪れ、家族や友人と頂上を目指して歩いていました。 登山口からおよそ30分で頂上に着きます。 南には、仙丈や甲斐駒ヶ岳などの南アルプス、西には木曽駒ケ岳や宝剣岳などの中央アルプス、北には北アルプスと諏訪湖が見え、東には八ヶ岳を間近にみることができるなど、360度の大パノラマが広がります。 天気がいい時には、富士山を眺めることができます。 頂上に着くと訪れた人達は、写真を撮ったり、カップ麺や弁当などを味わっていました。
また、30日は山開きに合わせ安全祈願祭が行われ、伊那市や富士見町などでつくる入笠山観光連絡協議会のメンバーが、シーズン中の無事を祈りました。 協議会によりますと、近年の登山ブームでお年寄りや女性など入笠山に足を運ぶ観光客が増えているということです。 入笠山では、6月にはスズランが、7月から9月にかけてはおよそ150種類の山野草を見ることができるということです。