園児数増に期待 信州型自然保育認定申請
定員の半数以下の高遠第二第三保育園
伊那市の白鳥孝市長は今年度の園児数が定員の半数以下となっている高遠第二第三保育園について県の信州型自然保育認定の申請をしていることを明らかにしました。 関係者は特色ある保育で園児数増加につながればと期待しています。 これは15日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で明らかにしたものです。 信州型自然保育は屋外での体験活動を重視する県の認定制度です。 豊かな自然環境で過ごすことにより感性を高め社会性を育むことを狙いとしています。 このような保育が行われていることにより社会的信頼が高まり移住の促進や子育てのコミュニティの広がりが期待されています。 高遠第二第三保育園は今年度定員45人に対し園児数が19人で定員の半数以下となっています。 市では園児数が定員の半数以下が2年続くと翌年度から休園にすると定めていることから関係者は信州型保育に認定され特色ある保育が行われることに期待しています。 白鳥市長は答弁で「保育園休園などに関する基準を見直すことはない。」としたうえで地域の中でどのように子どもを増やしていくかを議論することが大事だとの考えを示しました。 園児数減少を受け保護者会や地域の有志は「高遠第二第三保育園の存続と未来を考える会」を立ち上げることにしました。 保護者会と地元有志は30日に設立総会を開き、園存続に向けた取り組みについて協議することにしています。