伊那市広報戦後70年の今年 平和について座談会
伊那市は、戦後70年の今年、戦争の悲惨さを後世に伝え、平和について考えてもらおうと17日、伊那市の創造館で座談会を開きました。 伊那市では、毎年8月に「平和について考える」をテーマに特集を掲載しています。 戦後70年の今年は戦争体験者や学生による座談会を企画しました。 参加者は、山寺の丸山希一(まるやまきいち)さん94歳と長谷の中山しづ江さん90歳、高遠町の樋口賢一(ひぐちけんいち)さん69歳、伊那弥生ヶ丘高校3年の松村友絵(まつむらゆか)さん17歳の4人です。 「今思う平和とは」との問いに、参加者は「人と人とが語り合いのできる事」や「食べ物に困らないこと」などと答えていました。 「怖いことは何か?」の問には、丸山さんは「今は何もない」と答えその理由を「命を投げ出して戦争へ行った。玉砕覚悟で戦って、今こうして命があることに感謝している」と話していました。 この日収録した、座談会の模様は、8月8日から放送の伊那市の広報番組、「いーなチャンネル」で放送されるほか、市報8月号に掲載されます。