定住促進対策 新山にキットハウス建設
伊那市は、田舎暮らしモデル地域の新山地区で、定住促進対策として取り組む、キットハウス建設の地鎮祭を22日、行いました。 地鎮祭には、白鳥孝伊那市長や地域関係者、建設関係者など、30人が出席しました。 キットハウスは、上伊那産の木材をプレカットし、同一規格の設計・施工により、価格を安価に抑え、必要に応じて室内の間仕切りを変えることができるものです。 キットハウスが整備されるのは、標高およそ900メートルに位置する伊那市新山上新山です。 伊那市が借り受けた1700平方メートルの敷地に、延床面積およそ90平方メートルの木造2階建て住宅を建てるものです。 建設費用はおよそ1,250万円で、総事業費は1,500万円となっています。 白鳥孝市長は、「新山地区は全国的にも注目をされている。地域の人達と一緒に良いモデルケースを作っていきたい」と挨拶していました。 伊那市では、キットハウスの完成は11月中で、建設中は見学者の受け入れもしていくとしています。 完成後のキットハウスは、新山の地域おこし協力隊の活動の拠点となるほか、見学会やお試し宿泊できる場所として活用していくということです。