市民フォーラム「こころの扉をひらく」
統合失調症についての理解を深めてもらおうと県精神障害者家族会連合会は9日、市民フォーラム「こころの扉をひらく」を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。約120人の聴衆が集まり、県立駒ケ根病院院長の樋掛忠彦さんの講演「こころの扉をひらく竏駐搓㍽ク調症の理解、病気と薬について」を聞いたほか、音楽療法士北畑道子さんの話を聞いた。
樋掛さんは以前精神分裂病と呼ばれていた統合失調症について「遺伝性だという誤解や偏見があるがそんなことはなく、ストレスや神経過敏などの原因で誰にでも起こり得る病気だ」とした上で「幻聴などの症状が出るが薬物療法などで治すことができる。周囲の人が病気についてよく理解し、温かい気持ちで接することが大切」と訴えた=写真。