認知症を考える市民のつどい
認知症について理解を深めてもらおうと、「認知症を考える市民のつどい」が4日伊那市のいなっせで開かれました。 これは、認知症について正しく理解し、支えあいの地域を作っていこうと伊那市が開いたものです。 伊那市山寺在住で、89歳の父親を介護している櫻井豊さんが体験を発表しました。 また、日本医科大学精神神経科助教の上田諭さんが「治さなくてよい認知症」と題して講演しました。 上田さんは、「認知症は加齢が原因で起きるため、治らない。そのことを理解し、否定的な言葉で本人を追い詰めるのではなく、できることの中で元気で楽しく暮らすことが目標」などと話していました。 会場には市内からおよそ300人が訪れ、話に耳を傾けていました。