伊那署内に山岳高原パトロール隊 結成
伊那警察署に、登山者への指導や山岳での救助活動を行う山岳高原パトロール隊が今回新たに結成されました。 16日は、伊那警察署で指命式が行われ、35歳以下で体力に自信あり、山岳での活動に意欲がある5人が山岳高原パトロール隊に指命されました。 指命式では内川政澄署長から、1人1人に、指命書が手渡されました。 長野県警察では、去年、長野中央警察署に、今年は、伊那署を含め、管内に山岳地帯を持つ4つの警察署に隊を配置しました。 指命式では隊員を代表して中内(なかうち) 崇雄(たかお)巡査部長が、決意表明を行いました。 県警ではこれまでも、山岳遭難などが発生した場合は出動していましたが、 今回、登山靴やザックなどの装備品を配備して、隊を結成しました。 軽装な登山者や、無理な計画の登山者への指導やパトロールの他、遭難が発生した場合は、救助に向かい、山岳遭難防止対策協会とともに活動します。 伊那署管内では、去年1年間で6件、6人が山岳遭難していて、1人が重傷でした。 県全体では110人が隊員に指命されていて、伊那署でも、今後、隊員を5人から10人に増員するなど、活動を強化していくということです。