伊那部宿を考える会 発足20周年特別講演会
展示会も開催
伊那市の伊那部宿を考える会は、発足20周年を記念した特別講演会を18日、旧井澤家住宅で開きました。 講演会には、地域住民などおよそ30人が集まりました。 伊那部宿を考える会は、旧伊那街道の宿場跡を活かした地域づくりと歴史・文化の継承を目的に、平成7年に発足しました。 18日は、伊那市教育委員会学芸員の大澤佳寿子さんを講師に招き、「高遠藩内藤家武具奉納と春日神社」をテーマに話しを聞きました。 大澤さんは「明治4年に内藤家から春日神社に鎧が寄進された。これまでに市内20か所あまりの神社を調査したが、3点そろっているのはここも含めて2か所しかない。地域で大切に管理してきた証」と話していました。 会場には他に、会員が30年ほど前に購入し初めて展示したという東海道五十三次歌川広重の復刻版展示会も開かれていて、期間は24日金曜日までとなっています。