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2311/(土)

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南ア 北沢峠こもれび山荘で鹿肉タコライス

南ア 北沢峠こもれび山荘で鹿肉タコライス

 南アルプスの北沢峠にある山小屋北沢峠こもれび山荘で、シカ肉を使ったジビエ料理の提供がこの夏から始まっています。  20日から提供が始まったのは、シカのひき肉を使ったその名もメキ鹿(シカ)ンタコライスです。  ランチメニューとして一皿1000円で提供しています。  ご飯の上に、トマト・チーズ・レタス・アボガドなどが盛り付けられ、真ん中にスパイスを効かせたシカ肉がのせられています。 肉は、くせがなく脂分が少ないためあっさりしていて、噛み応えのあるサクサクとした歯ごたえとなっています。  23日は、伊那市役所で、こもれび山荘の竹元 直亮(なおあき)支配人と、料理を担当する狩野(かのう) 俊一さんが、記者会見を開きました。  今年2月に伊那市手良に、ジビエの処理・加工施設が完成し、シカ肉の安定供給が可能になりました。  鹿肉は、現在、背ロースやもも肉しか食用として活用されておらず、半分以上は捨てられています。 ひき肉にすることで、活用できる部位も増えるということです。  以前からシカ肉をこもれび山荘のメニューとして提供したいと考えていた竹元さんが、スタッフと検討を重ね商品化させました。  こもれび山荘では、ランチメニューのタコライスの他に、宿泊客に提供する夕食のメインメニューのコロッケにも、今後はシカ肉を使用したいとしています。  シーズン中は、コロッケを1晩に100食ほどを提供していて、シカ肉5キロほどを使う計算になるということです。  自身が鹿の猟もする竹元さんは、駆除されたシカの消費拡大につなげていきたいとしています。

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