お産の環境充実に期待 伊那市に産科医開業
伊那市日影の菜の花マタニティクリニック
伊那市日影に産科・婦人科の菜の花マタニティクリニックが27日開業しました。 伊那市で初となる新規開業支援の補助を受けた産科医として出産の環境充実に期待が寄せられています。 27日の開業を前に25日、医療機関や行政関係者を招いての内覧会が行われました。 菜の花マタニティクリニックは産科医不足を補おうと伊那市が創設した支援制度を活用しての初の産科・婦人科医院です。 10年以上継続して分娩を扱う医療機関が対象で2000万円の補助を受ける計画です。 分娩室には広めの分娩台がありフリースタイルの分娩が可能となっています。 また畳の上で出産できる和室の分娩室も設けられています。 医院長は元飯田市立病院婦人科部長の鈴木昭久さんです。 鈴木さんは地域で安心してお産ができる環境づくりを進めたいと開業を決意しました。 伊那市では新しい医院の開業が産科医療体制の充実につながればと期待しています。 菜の花マタニティクリニックでは里帰り出産についての相談を受け付けるほか不妊治療にも取り組み、年間360件の分娩を扱う計画です。