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2311/(土)

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車いすで歩道の危険性を確認

市川直哉さんが普段通行している歩道を案内

車いすで歩道の危険性を確認

車いすに乗って歩道の改善点などを考えようと、31日福祉関係団体や県、伊那市の職員が伊那合同庁舎周辺の歩道を確認しました。 脳性マヒで重度の障害がある市川直哉さん。 誰もが暮らしやすい街づくりを考えていこうというサークルひまわりのたね代表をつとめています。 この日は市川さんの案内で、県や市の職員が車いすに乗り、歩道を通行しました。 市川さんは、川北に住んでいて、電動車いすで中心市街地まで移動し、買い物や医者に通う生活をしています。 今回は、日々通行している歩道を確認しました。 普段から危険と感じている所が多くあります。 合同庁舎前の歩道。 雨水を車道側に流すため、傾斜しています。 この傾斜が車いすには危険だといいます。 市川さんは、このように歩道に危険があることを上伊那圏域障害者自立支援協議会権利擁護部会で発言し、今回の現場確認となりました。 いなっせ前のスクランブル交差点です。 この歩道には、車いすがスムーズに通れるようにと縁石に切り込みが入れられています。 現地確認後の意見交換会。 伊那建設事務所の職員は、「気づかないことが多かった。今後の道路の維持管理に参考になった。」と話していました。 伊那市の職員は、「1人で車いすで出歩くのは、こわいと感じた。」と話していました。 市川さんは、「外に出て人と触れ合うようつとめている。もっと気軽に出かけられるような歩道にしてもらえるとありがたい。」と話していました。

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