上伊那農業高校の生徒が大阿原湿原の木道整備
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、伊那市長谷の入笠山にある大阿原湿原の木道の整備を、4日に行いました。 整備作業をしたのは、上伊那農業高校の緑地創造科2年生37人と、諏訪・上下伊那の林業、建設業者でつくる一般社団法人長野県林業土木協会天竜支部の会員12人です。 木道などの整備を行いながら特徴的な自然を学んでもらおうと、平成16年から上農生が作業の一部を体験しています。 大阿原湿原は、入笠山の標高1,810メートルにあり、国内の高層湿原の分布では最南端に位置しています。 この日は、木道の周りに打ちつけてあった杭を新しいものに取り替える作業を行いました。 生徒たちは3つの班に分かれてプロの指導を受けながら作業を進めていました。 大阿原湿原を管理している南信森林管理署では「整備をすることで、大阿原湿原の自然やプロの指導を目で見て学んでもらい、将来の職業選択に生かしてもらいたい」と話していました。