六道地蔵尊のお祭り
朝早くから参拝者でにぎわう
伊那市美篶に古くから伝わるお祭り、六道地蔵尊の縁日祭が、6日六道の森で行われました。 伊那市美篶にある六道の森。中には四方を開放したお堂があります。 朝6時頃には、多くの人が訪れていました。 この、六道地蔵尊のお祭りは、毎年、8月6日に先祖の霊を迎えるために行われています。 お札には、松の葉が添えられていて、その松に、霊が宿るとされています。 訪れた人は、線香を供えると手を合わせていました。 地蔵尊は、平安時代、今から850年ほど前に、平清盛が全国6か所に分けて祀ったものの一つとされています。 以前は、北は塩尻、南は飯田から多くの人が参拝に訪れ、列が途切れることはありませんでした。 以前ほどではありませんが、現在でも一晩中祭りが行われていて、午前5時頃に、最も人出が多くなるということです。 美篶の上川手と下川手の老人クラブが、交代で運営を行っていて、今年は上川手が担当しました。 本堂のわきには、賽の河原に水子地蔵があり、小石を積んで、合掌していました。 六道の祭は、この日いっぱい行われ、次々と参拝者が訪れていました。