長野県の遺跡発掘2015
県内の遺跡から発掘された土器や石器などが並ぶ「長野県の遺跡発掘2015」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、県内15の遺跡から発掘された土器や石器などおよそ385点が並んでいます。 この展示会は、多くの人に信州の歴史を身近に感じてもらおうと県立歴史館や県埋蔵文化財センター、伊那文化会館などが開いているもので、伊那文化会館での開催は今年で12年目です。 平成24年に箕輪中学校の体育館を改築する時に敷地となっている中山遺跡から発掘された土器や土鈴です。
こちらは、宮田村の中越遺跡から発掘された埋甕(うめがめ)です。 縄文時代のもので、埋甕の中からさらに小さい土器が出てきました。 埋甕は竪穴住居入口の床下にあることが多く、そこを常にまたいで出入りする母親が子どもを授かるようにとの願いがあったのではと言われているということです。 展示会は23日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 22日には、会場で長野県立歴史館の職員による解説が行われる予定です。