地震火山こどもサマースクール 参加者露頭見学
地域の地形や岩などを観察し、南アルプスの特徴や自然を学ぶ体験イベントに参加している子供達が9日、伊那市長谷の溝口露頭を見学しました。 「地震火山こどもサマースクールin南アルプス」は日本地震学会や南アルプスジオパーク協議会等が主催し8日から1泊2日の日程で開催されました。 イベントには、関東方面を中心に、小学生から高校生までの26人が参加し、9日は、中央構造線を直接観察できる、伊那市長谷の溝口露頭を見学しました。 露頭では、早稲田大学の高木秀雄教授が「中央構造線を境に急斜面な西側は、マグマが固まった花崗岩で、なだらかな東側は堆積物が地中で圧力により固まった変成岩でできている」と説明していました。 参加した生徒や児童は、構造線付近の岩を間近で見たり、中央構造線が分杭峠へと延びている事などについて話を聞いていました。 ある小学生は「構造線近くの岩はプレートの摩擦によりもろく、柔らかくなっているのが触って分かりました。」と話していました。