箕輪町南小河内で伝統の「おさんやり」
箕輪町南小河内区に伝わる伝統行事で町の無形民俗文化財に指定されている「おさんやり」が16日に行われました。 午後3時半、白い服を身にまとった地区の男たち40人の担ぎ手がお舟を持ち上げ区内およそ2キロを練り歩きました。 おさんやりは、区内を流れる用水路「大堰」が天竜川とは逆に流れることが疫病の原因と考えられたため、その厄を払おうと始まったとされます。 途中4か所の辻で民謡「ヨイソレ」を披露しました。 午後8時過ぎ、盆踊りが終わると「おさんやり」もクライマックスを迎えます。 男たちは、広場に置かれた舟を担ぎ上げるとナラの木の回りを3周し、その後左右に揺らしながら舟を壊しました。 舟の破片は、玄関に飾ると厄除けになると言われ、集まった人たちは1年の無事を祈りながら拾い集めていました。