声かけなどへの対策学ぶ 西春近北小で訓練
不審者出没が多発していることから、伊那市の西春近北小学校(片桐省平校長、231人)は14日、伊那署の協力を得て、児童に対する声かけなどの対策訓練を校庭で開いた。児童たちは有事にそなえ、自分たちで身の安全を守る方法を学んだ。
訓練は署員が演じる不審者が児童に対し、車から誘う、歩いて後をつける、抱きつく竏窒フ、3パターンで実施。不審者は「お母さんに頼まれた」「お菓子をあげるから」などと誘惑したが、児童らは大声をあげたり、防犯ブザーを鳴らすなどして対応した。
伊那署生活安全課の中谷直美さんらは「車で後をつけられたら、車の進行方向と逆へ逃げる」「近くの民家へ助けを求め逃げ込む」「知らない人とは距離をとって、抱きつかれないようにする」などと指導した。
片桐校長は「不審者は突然目の前に表れるので、今日学んだことを常に頭の中で意識するように」と児童らに注意を呼びかけた。