信州伊那高遠の四季展 最高賞に「灯明」
3年に1度全国公募で行われる第6回信州伊那高遠の四季展の最高賞に、広島県の高山博子さんの作品「灯明(とうみょう)」が選ばれました。 26日は審査結果の発表が信州高遠美術館で行われました。 最高賞の信州伊那高遠大賞に選ばれた、広島県の高山博子さんの「灯明(とうみょう)」です。 長谷に伝わる民話「孝行猿」の話を題材にしたもので、民話を題材にした作品が最高賞に選ばれたのは初めてです。 審査員は「民話を題材に選んだ点が良い。画面の構成や雰囲気作りも工夫されている」などと評価しました。 銀賞の「伊那市長賞」には、東京都の伊藤(いとう)悦男(えつお)さんの「城下町」が選ばれました。 銅賞の「信州高遠美術館賞」には、東京都の齊藤信一郎さんの「春の風景」、神奈川県の樋口幸子さんの「花園」、埼玉県の山川浩次郎さんの「老木の桜」の3点が選ばれました。 信州伊那高遠の四季展は市内の風景や行事、民俗などをテーマにした絵を3年に一度全国公募していて、319点の応募がありました。 第6回信州伊那高遠の四季展実行委員会の坂本勇実行委員長は、「地元のいいところを絵を通して再発見する機会にしていきたい」と話していました。 信州伊那高遠の四季展は、10月10日から25日まで、信州高遠美術館とかんてんぱぱホールで開かれます。