飯島町商工会と中川村商工会が広域連携
組織強化、経営指導充実へ
飯島町商工会(坂井武司会長)と中川村商工会(宮下進会長)との広域連携にかかわる調印式が14日、飯島町商工会館であった=写真。来年4月1日広域連携を開始する。
両商工会の役職員ら25人が見守る中、坂下会長、宮下会長がそれぞれ「広域連携の協定書(広域連携による経営改善普及事業の実施協定書)」に署名した。
連携で、高度の経営指導を実施できる組織体制の強化を目指し▽経営指導員の役割分担、高度化・専門化への対応▽共通事業の整理統合により、効率化、経費削減▽財政基盤の強化-を進める。幹事商工会は飯島町商工会。実施期間・06年4月1日縲・7年3月31日(1年ごとの更新)。
県の07年度小規模事業者数300未満の商工会に対する補助金の50%削減方針を受け、中川村商工会が該当することから、両商工会は広域連携を検討してきた。飯島町商工会は11月9日の臨時総代会で、中川村商工会は5月20日の通常総代会で承認された。
飯島町の坂下会長は「円滑な指導体制の確立が連携の中で進むように」と期待。中川村の宮下会長は「飯島町商工会の温情に心から感謝し、小さいながらも一生懸命頑張りたい」とあいさつした。
また、来賓の商工連南信支所の佐々木信高支所長が「昨日の県会で広域連携する場合、85%の補助額の予定だったが、全額が補助されることになった」と報告、記念すべき日の朗報が参列者を喜ばせた。