シルバー人材が障子張り講習会
プロのやり方を学ぶ
師走を迎え、駒ケ根広域シルバー人材センター飯島地区は7日、飯島町親町のコスモス園で、小島紙店(駒ケ根市)の平沢徹さんを講師に、障子張り講習会を開いた。
会員ら27人が参加、まず、黄ばんだり、破れた障子紙をはがす作業から取り掛かった。障子のさんを湯でぬらし、浮かせて古い紙をはがし、ぞうきんでさんの汚れを落した。
障子張り専門ののりを水で伸ばし、はけでさんにのりを乗せ、ロールに巻かれた障子紙を置き、そっと転がして張り、手で中から外にしわを伸ばした。
張り終えた障子から、スケールを使って、四方を切りそろえた。
平沢さんは「のりは塗り忘れがないように。体と紙を平行にして、ロールを転がす。張ったら、すぐにカットする」などポイントを指導した。
参加者は「プロのやり方は違う。早くきれいに張れた」と、しきりに感心していた。
飯島地区には年間一般家庭から障子の張り替え依頼が20件ほどあるとか。